伝統行事

新王者は幸輝心 徳之島=全島一闘牛に3千人、逆転勝利に沸く

ゴールデンウイーク恒例の徳之島全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦(徳之島町闘牛協会北部支部主催)は4日、鹿児島県徳之島の伊仙町にある徳之島なくさみ館であった。全8番の取組があり、島内ナンバーワンを決める全島一優勝旗争奪戦は挑戦者の「幸輝心」が逆転勝利。闘牛の魅力が詰まった好勝負に会場満員3千人を超える闘牛ファンが沸いた。

大一番の全島一戦で挑戦者を迎え撃ったのは沖縄と徳之島で全島一を果たした「闘勢琥珀」。序盤の猛攻でフェンス際まで追い込まれ負傷、出血した幸輝心はその後も王者の攻勢を耐える展開に。しかし終盤に攻め疲れが見え始めた王者の一瞬の隙を見逃さず、素早く右側面を捉え逆転。23分26秒の激闘を制した。

ミニ軽量級のチャンピオン決定戦は今年1月に王座に就いた「友良牛」が12分52秒で挑戦者を退けて初防衛を果たした。三賞は「突撃パンダ絆羽」が殊勲賞、「マルシン荒鷲」が技能賞、「烈夏」が敢闘賞に選ばれた。

闘牛の徳之島全島一優勝旗争奪戦。23分すぎ、挑戦者「幸輝心」(左)が王者を一気に追い込む=4日、伊仙町の徳之島なくさみ館

南海日日新聞

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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