自然

ウミガメの産卵確認 沖永良部島=与和の浜で観察会、上陸数激減の懸念も

鹿児島県沖永良部島でウミガメ上陸調査をしている沖永良部島ウミガメネットワーク主催の2024年度第1回ウミガメ観察会が5日早朝、和泊町の与和の浜であり、アオウミガメの産卵が確認された。同島周辺には年間を通してアオウミガメが生息。国内でもウミガメの多い島として知られるが、近年上陸数が激減しており、この日は貴重な観察機会となった。

観察会は午前5時からあり、観光客1人が参加。知名町のウミガメ調査を担う「えらぶ手帖」担当者と沖永良部島ウミガメネットワークの山下芳也代表(55)が案内した。確認されたアオウミガメは甲長約110センチで同種最大級。後ろ脚に調査研究のためのプラスチックタグが付けられており、19年にも同海岸に上陸した個体と判明した。

同ネットワークによると、同島でのウミガメ産卵時期は4月末~9月。年間上陸数は13年に過去最高567回を記録して以降400回ほどで推移していたが、5年ほど前から激減。23年は上陸92回、産卵81回で過去最低数を記録した。うち大きく減少しているのはアカウミガメで、国内各地で同様の問題が指摘されている。

同ネットワークは昨年まで定期的に観察会を開催していたが、ウミガメ上陸数の減少を受け、要望があった際に見られる時間帯に開く形に変更した。今シーズンはこれまでに上陸8回、産卵6回を記録している。

山下代表はアカウミガメの激減について「アカウミガメはふ化から産卵期までの期間が長く、早めの原因究明と対策を行われければ、回復まで長期間かかる」と危機感を募らせている。

産卵が確認されたアオウミガメ=5日早朝、和泊町(沖永良部島ウミガメネットワーク提供)

南海日日新聞

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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