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迫力満点、ザトウクジラ 奄美大島近海、ツアー客魅了

ザトウクジラ来遊

鹿児島県奄美群島近海にザトウクジラの来遊する季節が到来した。奄美大島沿岸ではホエールウオッチングのツアーが催され、クジラが潮を吹き上げたり、豪快にジャンプしたりするパフォーマンスで観光客らを魅了している。3月下旬ごろまで見られる。

南海日日新聞〔写真〕奄美大島近海に出現したザトウクジラの親子=1月31日、瀬戸内町(興克樹さん撮影)

南海日日新聞〔写真〕奄美大島近海に出現したザトウクジラの親子=1月31日、瀬戸内町(興克樹さん撮影)

ザトウクジラは体長12~14メートル、体重30トン超にもなる大型のヒゲクジラ。頭部のこぶ状の突起と長い胸ビレが特徴。夏場はロシアやアラスカなどの冷たい海で餌を食べ、冬季に繁殖や子育てのため、国内では沖縄や小笠原などの暖かい海域へ移動する。

1月31日はツアー客8人を乗せた才秀樹船長のウオッチング船が奄美市名瀬の小湊港を午後1時に出港。午後2時半ごろ、瀬戸内町加計呂麻島と請島間の海域で母子と雄の3匹の群れを発見。海に入って泳ぎながら観察するホエールスイムを楽しむツアー客もいて、間近で見るクジラの迫力に感動していた。

スイムに挑戦した二ノ宮さちえさん(55)=東京都板橋区=は「親子を近くで見られてすごくよかった。映画のスローモーションのようだった。一生忘れられない」と笑顔で話した。

奄美近海でザトウクジラの調査をしている奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)によると、2020年シーズンは昨年12月11日に初確認。1月末までに77群129頭を確認した。

興会長は「ホエールウオッチングのツアー客は毎年増えており、半数を占めるスイムのリピーターも多い。クジラを見守りながら観察していきたい」と述べた。


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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■Instagram:https://www.instagram.com/amami_news/

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