鹿児島県奄美市笠利町里の前田川沿いにある前島彰さん(80)の自宅で、21年前に植えたアガベ・アテナータが開花した。2メートル以上に伸びた茎の根元から愛らしい花が次々咲き始め、妻の壮子さん(78)は「巡り合えてうれしい」と喜んでいる。
アガベ・アテナータはメキシコなどが原産で、花を咲かせるのに長い年月がかかるリュウゼツランの仲間。壮子さんが21年前に町内で熱帯植物を販売していた弟から成木を購入し、庭に植えた。8月末ごろから茎が生えてきて、約4カ月かけて大きく成長した。
びっしりと付いたつぼみは先週末に下の方から開き始めた。友人や知人らが代わる代わる見物に訪れては「珍しい」「初めて見た」と驚いているという。壮子さんは「コロナで気が沈みがちだけど、花を見てみんな明るい気持ちになってほしい」と話した。
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