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オオハクチョウが2羽 奄美市住用町、春から縁起がいい

鹿児島県奄美市住用町山間の干潟に2日、奄美では珍しいオオハクチョウが2羽飛来した。同市名瀬の写真家・浜田太さん(67)が舞い降りた2羽を確認し、水面を優雅に泳いだり、毛づくろいしたりする姿をカメラに収めた。

浜田さんは2日午前11時ごろ、山間のマングローブ林で生き物の撮影中、干潟の先に飛来した2羽を発見。近づいて双眼鏡で確認し、オオハクチョウと分かった。2羽は1時間ほどで海の方へ飛んでいったが、3日にも同じ場所に来ていたという。

オオハクチョウは全長約1.5メートルの大型のハクチョウ。シベリアなどから越冬のため日本では主に北日本に飛来する。奄美野鳥の会によると、奄美大島には2016年に飛来した記録があり、鳥飼久裕会長は「年末の寒波に乗って飛来した可能性がある」と話した。

浜田さんは「奄美で見たのは初めて。感激した」と喜び、「縁起がいい。コロナで延期になった今年の奄美の世界自然遺産登録を予感して、祝福してくれているようだ」と笑顔で話していた。

南海日日新聞〔写真〕干潟に飛来したオオハクチョウ=2日、奄美市住用町(浜田太さん撮影)

南海日日新聞〔写真〕干潟に飛来したオオハクチョウ=2日、奄美市住用町(浜田太さん撮影)


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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