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島口で絵本読み聞かせ 奄美市で「方言の日おはなし会」

奄美市名瀬の鹿児島県立奄美図書館で19日、大島地区「方言の日」関連事業のおはなし会があった。幼児から高齢者まで75人が参加。島口による絵本の読み聞かせや「シマユムタ(方言)を伝える会」の日置幸男副会長の講話があり、参加者は方言に親しみながら継承する大切さを再認識した。

南海日日新聞【写真】方言を使った奄美の歌に関するエピソードの紹介や合唱などがあった「方言の日おはなし会」=19日、県立奄美図書館

 大島地区文化協会連絡協議会が2007年に定めた「方言の日」(2月18日)にちなみ開催。奄美各地で毎年、さまざまな活動が行われている。

 おはなし会では奄美図書館の司書が、奄美の民話絵本『カラスとコーロ(アカショウビン)』『ゆむんどぅり(スズメ)ときちきゃ(キツツキ)』の2冊を、大和村の方言で読み聞かせした。

 日置副会長は「しまゆむた し ゆらいんしょろ(方言を話して集まろう)」を演題に、すべて方言で講話した。「そてつの実」や「奄美の春」など、奄美に関する歌の作詞・作曲家のエピソードを紹介。自身の三味線演奏に合わせ、参加者全員で合唱した。

 参加者からは「方言を聞く機会も減っているので楽しかった」「若い世代が継承しないと、奄美の方言は消滅する懸念もある。今から取り掛からないといけない」などの意見があった。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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