鹿児島県本土の奄美出身者らでつくるNPO法人「ほこらしゃの風」(義山昭夫代表)は3月29、30の両日、鹿児島市内外の小中学生11人を連れて奄美大島を訪れ、各種体験活動を行った。カヌーでマングローブ林を見学し、藍染めにも挑戦するなど、自然と文化を満喫した。
同法人は、奄美の魅力を発信しようと2015年に発足した。奄美大島訪問は県内離島巡りの一環で、種子島、屋久島、徳之島に続き4島目。引率した義山哲文さん(70)は「島の美しい自然を体感しつつ、人情や歴史も知ってほしい」と意図を語った。
一行は29日早朝に定期船で奄美入り。奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家で自然散策や星空観察、ソテツの実を使ったキーホルダー作り、奄美伝統の藍染め体験に取り組んだ。同市住用町のマングローブ林や笠利町の海岸も見学。30日、定期船で帰途に就いた。
参加した鹿児島市の小学6年生は「カヌーはこぐのが大変だったけど、風景を見ながら楽しめた」と感想。同市の小学1年生は「作ったキーホルダーやハンカチは、お父さんとお母さんにあげたい」と話した。
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