自然

数十年に一度、リュウゼツラン開花 油井小中、職員も驚く

数十年に一度しか咲かないとされる植物「アオノリュウゼツラン」がこのほど、鹿児島県瀬戸内町(奄美大島)の油井小中学校で開花した。高さ4メートル近く伸びた茎先に、淡い黄色の小さな花々。校庭脇の珍しい光景は教職員らを驚かせ、地域の話題となっている。

アオノリュウゼツランは、メキシコなどの熱帯域に自生する常緑多年草。酒類の原料や観葉植物として栽培もされている。アロエのような葉が地面近くに広がり、茎は真上に高く伸びる。成長が遅く、日本では植付け後30~50年で開花するとされる。

同校によると、卒業式があった3月下旬までに開花。見慣れないため調べたところ、アオノリュウゼツランだと分かった。「数十年に1度と知って驚いた。身近にこんな奇跡があったとは」と女性教諭。花は数週間で散り、株も枯れるという。

南海日日新聞〔写真〕油井小中学校で開花したアオノリュウゼツラン


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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