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夕飯を移動販売 民宿、飲食店を支援 まるごと大和村

新型コロナウイルス感染症の影響で収入が激減した飲食店や宿泊施設を支援しようと、鹿児島県奄美大島大和村の集落まるごと体験協議会(通称まるごと大和村・中村修会長)は11日から、村内で「夕ご飯の移動販売」を行っている。車で集落を巡って村内の民宿や飲食店で作られた弁当や総菜を販売し、好評だ。

 「夕ご飯の追加メニューに」との触れ込みで午後3時以降、週4回移動販売車で営業中。役場仮庁舎(村防災センター)を終点とし、月・木曜日は今里集落、火・金曜日は国直集落から出発する。

 スパイシーチキン、エラブチ(ブダイ)の空揚げ、ピザ、刺し身、おにぎりセットなどメニューも多彩。500円以内のお手頃価格で購入できる。

 発案者は村地域おこし協力隊の三田もも子さん(38)。「飲食店や民宿などを経営する皆さんの得意分野を生かせ、かつコロナが収束した後も続けられる取り組みがいいと思った。販売車の到着を待ってくれている買い物客もいて励みになる」と話した。

 中村会長(52)は「『コロナが、コロナが』とずっと落ち込んでいても仕方ないので、できることからやっていきたい。夕ご飯の移動販売はその第一歩」と前向きに語った。

 各集落の公民館前に車を止めて販売しているが、移動が困難な高齢者宅などは商品を直接届けることもできるという。

南海日日新聞〔写真〕移動販売車で夕ご飯用総菜などの販売を始めた、まるごと大和村のメンバーら=12日、大和村津名久

南海日日新聞〔写真〕移動販売車で夕ご飯用総菜などの販売を始めた、まるごと大和村のメンバーら=12日、大和村津名久


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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