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インバウンド誘致へ 奄美大島=高付加価値ツアー造成、島の魅力を世界へ発信

観光庁の観光再始動事業を活用した鹿児島県による取り組みの一環で、奄美大島への訪日外国人(インバウンド)誘致に向けたツアー造成の第1回ワークショップが10月16日、奄美市名瀬のAiAiひろばで始まった。県や旅行代理店などで構成する事務局の事業説明に続き、奄美大島、喜界島の観光関係者らが地域資源の掘り起こしや、体験メニュー化の可能性を検討。来月にかけ実地研修や数回のワークショップを開き、奄美大島の自然・文化などの魅力を体験できる7泊8日の高付加価値ツアーを造成、販売し、世界へ島の魅力発信を目指す。

高付加価値ツアー造成へ、地域資源を生かした体験メニューを検討した奄美大島インバウンド誘致事業のワークショップ=10月16日、奄美市名瀬

 

奄美大島インバウンド誘致事業は高付加価値ツアーの造成を通じて観光関係者の連携体制を構築し、中長期的に奄美群島全体へインバウンドを誘致して活性化を図ることが目的。ワークショップには奄美大島、喜界島の観光関係者や行政関係者ら約30人が参加した。
事業説明後、参加者は4班に分かれて意見交換。自然や文化、食など各地域の魅力的な観光資源を挙げ、外国人富裕層が喜びそうな体験メニュー案を検討した。

第1回ワークショップは18日まで。17日は長期的な連携体制構築に向けた地域の課題洗い出しなどのほか、ツアーのテーマ、コンセプト、ストーリー、行程などを検討する。18日は7泊8日の全体ツアーを構成する地域ツアーの詳細について意見交換する。

ワークショップに参加した奄美市笠利町の「奄美リゾート ばしゃ山村」の奥圭太社長(47)は「奄美大島の文化にどっぷりと漬かり、人とのつながりを重点に北部、南部の違いも体験できるツアーを作り上げたい」と話した。

来月は4日間の研修に続き、11日から2日間にわたる第2弾のワークショップを開いて高付加価値ツアーを造成する。17日からツアーを販売し、来年1月の会合で効果を検証する。
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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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