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魅力つくり島から発信 「まるごと奄美」=地元開催、郷土料理や伝統文化楽しむ

奄美の伝統文化を体験するイベント「まるごと奄美in奄美」(同実行委員会主催)が2月17日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美山羊島ホテルで開かれた。地域住民や観光客など約80人が参加。地元の食材を使ったビュッフェスタイルの食事を味わい、島唄や八月踊りなどで交流の輪を広げた。

参加者らが奄美の文化で交流を広げた「まるごと奄美in奄美」=2月17日午後7時半ごろ、奄美市名瀬

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奄美大島の民間事業者が主体となって実行委を組織し、2022年と23年に東京都で実施。東京にいながら奄美の食や文化を味わうことをコンセプトにしている。魅力発信の取り組みを地元の人たちにも知ってもらおうと、今回初めて奄美で開催した。

会場では鶏飯や油そうめんなど奄美大島の郷土料理や黒糖焼酎が振る舞われた。唄者の平田まりなさんによる島唄や大島紬のファッションショー、八月踊りなどもあり、訪れた人たちは手舞いやハト(指笛)で場を盛り上げた。

ロビーでは特産品の物販があったほか、大島紬の機織り体験やソテツの葉を使った工作などのブースも設けられた。

瀬戸内町古仁屋から訪れた永井しずのさん(64)は「せっかくの機会なので大島紬の羽織を着て参加した。食事の種類も豊富でいろんなものが融合した楽しいイベントだった」と話した。

6月には東京都で第3回同イベントを開催予定。実行委員長を務めるリゾート施設「ばしゃ山村」(奄美市笠利町)代表取締役社長の奥圭太さん(48)は「自分たちで魅力をつくって島から発信していくことが大切。次回はさらにバージョンアップできれば」と意気込んだ。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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