鹿児島県瀬戸内町蘇刈のヤドリ浜で13日、奄美せとうち観光協会主催の海開き神事が行われた。同協会マリンレジャー連絡会関係者や奄美せとうち海っ子クラブ所属の高校生ら約40人が参列し、海の安全を祈願した。
神事に先立ち、参列者らは約1時間、浜の清掃活動を実施。神事は古仁屋高千穂神社の昇清隆宮司が執り行い、祝詞の奏上に続き、参列者が玉串をささげた。
神事が終わると、高校生らは「冷たいかも!」「全身漬かっちゃう?」とはしゃぎ声をあげながら海へと入り、初泳ぎを楽しんだ。部活動に追われて海で遊ぶ機会が少ないという、古仁屋高校の生徒は「ヤドリ浜は海のきれいさだけでなく、景色も美しいので、とても楽しい」と笑顔。
同協会の祝隆之代表理事(33)は「瀬戸内町の大島海峡はサンゴの健全度が高く、日本屈指の美しさを誇る。観光客だけでなく、地元の若者たちにも地域の海の魅力を知ってほしい」と話した。