沖永良部島にザトウクジラ
1月に入り、鹿児島県の沖永良部島沖合を回遊するクジラが島内で頻繁に確認されている。22日は知名町中央公民館の前利潔館長が、同公民館の窓から見渡せる海面で2頭のザトウクジラを見つけ、撮影に成功した。
同日は午前9時すぎから30分ほど姿を見せた。陸から200~300メートルほど沖合で、2頭はしばらく背中や尾びれを海面に出したり、潮吹きをしたりしたという。
同公民館の沖合は主に1~2月にかけてクジラの目撃例が増える。近くには「クジラが見える学校」として知られる知名小学校やホテルなどがあり、児童や観光客もクジラを見ることがある。
ザトウクジラは冬場、繁殖や子育てのため奄美や沖縄海域に現れるとされる。前利さんは「22日は陸から比較的近い位置で見えたのでカメラを構えた。今年は気付いただけで少なくとも3回は公民館沖に現れた。また見られるかもね」と話していた。
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