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映画監督が演技指導! アマミシネマフェス=未経験者もアドリブに挑戦

現役の映画監督が演技指導を行う「映像演技ワークショップ」が2月10日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。9、10の両日、同市内で開催された「アマミシネマフェスティバル2024」(NPO法人WARABEE主催)の一環。参加者は当日手渡された台本をその場で読み、演技に挑戦。監督の助言を受け入れながら、個性ある参加者同士の芝居を楽しんだ。

電車のボックス席で語り合うシーンを演じる受講者と、講師の宇賀那健一監督(後列左)と中川究矢監督(同左から2人目)ら=2月10日、奄美市名瀬

講師は、奄美でもロケを行った映画「Loⅴe Will Tear us Apart」が昨年全国公開された宇賀那健一監督と、同フェスのプロデューサーを務めた中川究矢監督。受講者は奄美市笠利町出身の俳優、中村雄貴さんや映画「夫とちょっと離れて島暮らし」を監督した國武綾さん、「芝居未経験」という市民など計6人。両監督の未公開作品の一場面をペアで演じたほか、台本なしの即興表現に挑戦した。

両監督は一人ひとりの演技について丁寧に指導。「せりふ通りの感情ではない可能性を疑うことも大事。人は思っていないことを話すことも、思ったことを言えないこともある。その可能性を疑ったかどうかは表現に現れる」「間を恐れずに。相手のせりふを受け処理するまでの間や、言葉を発するときの表情も大切」などとアドバイスした。終了後は同市名瀬の飲食店で宇賀那監督の作品上映もあった。

徳之島町で映画や舞台制作に携わる寳田健二さん(38)は「第一線で映画を撮影されている方から指導してもらえたことはとても貴重な経験。ありがたかった」と笑顔で話した。
宇賀那監督作品や中川監督の最新作「あ・く・あ~ふたりだけの部屋~」は動画配信サービスで視聴可能。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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