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モズクのシーズン到来 奄美大島=黄金色、初夏の味覚

鹿児島県奄美大島で養殖モズクの収穫が本格化している。水揚げしたばかりの黄金色の生モズクは、滑らかな舌触りとコリコリした食感が特徴。初夏を告げる海の幸として人気を集めている。

モズクを収穫する男性たち=5月21日、奄美市笠利町

奄美市笠利町の笠利湾でモズクを養殖する笠利水産(外薗哲郎代表)は2月に種付けし、5月16日から収穫作業を始めた。5月21日は崎原沖で男性たちが、びっしりとモズクが付いた養殖網を引き上げ、同町喜瀬の海岸では女性たちが海水で洗う作業に追われていた。

海岸の販売所には新鮮なモズクを買い求める人が次々と訪れた。同町赤木名の東條桂子さん(73)は「毎年買いに来ます。酢の物やみそ汁、天ぷらもいいですね」と笑顔。横浜から帰省している長女の本田あゆみさん(41)は「この時期は生のモズクを送ってもらったりして、楽しみにしています」と話した。

笠利湾でモズクを養殖して26年になる外薗代表(64)は「今年の味は最高。採れたては新鮮でおいしいよ。台風が心配だけど、天気には勝てないね」と語った。5月末ごろに収穫のピークを迎える。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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