鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館(竹岡紀崇館長)の来場者数が18日、70万人に達した。70万人目はドイツ・シュトゥットガルト在住のフォルトゥナート・ニキさん(36)=音楽家、小川名愛さん(33)=日本語学校教員=夫妻と息子のノアちゃん(5カ月)。3人には同館から記念品が贈呈された。
同館は1998年にオープンし、2022年には大規模改修。奄美のサンゴ礁の海を再現した大水槽や約100種類の生き物の飼育展示などを通して、奄美の海と人とのつながりを来場者へ伝えている。
旅行で初めて奄美大島を訪れたというニキさんらは、午前11時半ごろ来館。職員の拍手を浴びながらくす玉を割り、大水槽の前では水中で記念のパネルを掲げたダイバーと記念撮影も行った。
小川名さんは「突然で驚いたがうれしい。奄美は海も山もすてき。ダイビングをしてウミガメも見ることができた。毎年来たい」と喜んだ。
竹岡館長は「これからも施設を楽しんでいただけたら」と話した。