コト

台湾のJC、11年ぶり来島 奄美大島=泥染め、紬着用など体験

台湾の離島・澎湖(ほうこ)諸島の澎湖国際青年商会=澎湖JC=のメンバー4人が1月28日、視察のため鹿児島県奄美大島を訪れた。奄美大島青年会議所=奄美大島JC=のOBで、龍郷町の本場奄美大島紬織元「夢おりの郷」取締役会長の南祐和さんが招待。メンバーらは同日、夢おりの郷で泥染めや大島紬の着用を体験し、奄美の文化に親しんだ。

大島紬を着用し記念撮影に応じる澎湖国際青年商会のメンバー=1月28日、龍郷町

ㅤㅤㅤㅤ

両JCは1982年の姉妹会締結以降、交流を続けている。奄美の会員やOBは、昨年7月に澎湖諸島へ訪れ、今年6月にも足を運ぶ予定。澎湖のメンバーが奄美に来島したのは11年ぶりだという。

28日、メンバーらは午前8時ごろ奄美に到着。南さんの自宅で朝食をとった後、夢おりの郷で泥染めと大島紬の着用を体験した。一行は泥田に入り、慣れない手つきながらも丁寧にTシャツを泥染め。続いて4人それぞれが異なる柄の大島紬を着用し、記念撮影を楽しんだ。

南さんは94年、夢おりの郷の中庭にあるアダンを澎湖諸島に植樹。親木となる中庭のアダンを、一行が眺める一幕もあった。

澎湖JCの2023年会長・蘇方蕙(そほうけい)さんは「奄美大島は澎湖諸島と風景が似ていて親近感が湧く。歴史のある特別な文化に触れさせていただきうれしい」と笑顔を見せた。

メンバーらは29日まで滞在。同日は安田壮平奄美市長を表敬するほか、カヌー体験や買い物などをした。

ㅤㅤㅤㅤㅤ

『南海日日新聞』LINEニュース配信中

その他のニュースはLINEでチェック!
南海日日新聞

友だち追加

南海日日新聞

投稿者の記事一覧

1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

■南海日日新聞:http://www.nankainn.com/

■Instagram:https://www.instagram.com/amami_news/

関連記事

  1. MBCラジオ「あまみじかん」9月30日(第376回)は…
  2. 写真展「奄美悠久の自然と文化」田中一村記念美術館、世界自然遺産登…
  3. MBCラジオ「あまみじかん」6月25日(第311回)は…
  4. 泥染め体験、リモートで 奄美大島と愛知結び、作品づくり
  5. 国際交流の輪広げる 奄美市=「英会話カフェ」初開催、移住の西田さ…
  6. 秋まきソバの花が見頃  宇検村=可憐な花、甘い独特な香り
  7. 本場奄美大島紬グランプリ、最優秀作品賞に興紬商店、商品化コンは前…
  8. 黒糖作りで郷土学習 キビ汁の飲み比べも 奄美大島の大和小学校

奄美群島マップ

奄美群島マップ

アーカイブ

あまみじかんリンク

南海日日新聞 奄美大島観光サイトしーまブログ あまみエフエム ディ!ウェイヴ! エフエムうけん NPO法人 エフエムせとうち76.8MHz エフエムたつごう78.9MHz あまみテレビ 天城町ユイの里テレビ ERABUサンサンテレビ
PAGE TOP