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ドレスコードは大島紬 銀座もとじ=奄美で”里帰り”パーティー 

東京都で和装販売店を展開する銀座もとじ(泉二啓太代表取締役社長)は10月27日、大島紬がドレスコードのパーティーを奄美市名瀬のホテルで開いた。地元の紬産業従事者や東京から訪れた同社の顧客など約80人が参加。とりどりの大島紬姿で和やかに歓談し、島料理や黒糖焼酎を堪能した。

大島紬姿で和やかに交流するパーティーの参加者=10月27日、奄美市名瀬

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大島紬の普及や魅力発信、購入者と生産者の交流などが目的。銀座もとじが販売した着物を生産地で身に着けることから、「里帰りパーティー」と称して開催した。顧客らが奄美の文化を体験する2泊3日のツアーも兼ねている。

参加者は多種多様なデザインの大島紬を上品に着こなし、食事を囲んで互いに親睦を深めた。泥染め職人の金井一人さん(65)は「分業制の紬産業では、ほとんどの工程を担う職人が完成形を知らない。自分が染めた糸でできた反物が着物に変わっていく様子を見られて感動」と笑顔で語った。

東京から参加した元教員の上野弘子さん(61)は10年ほど前、同社が泥染めの出前講座を行っている銀座の泰明小学校で勤務。「子どもたちとの活動を通して奄美の泥染めを知った。大島紬は着心地も良く気に入っている。奄美の人たちが文化や自然を大事にしていることが伝わった」と話した。

龍郷町中勝で生まれ育った同社の泉二弘明会長(73)は「古里奄美で見る大島紬はやはり格別。とても誇らしく感じる。お客様の笑顔も見られてうれしい」と目を細めた。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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