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巣立ちのひな、拾わないで! 奄美群島=野鳥の子育見守って

鹿児島県奄美群島各地で野鳥のひなが巣立ちの時期を迎えている。飛び慣れず、地面に落ちてしまったひなが懸命に鳴く姿を見かける場面もあるが、奄美いんまや動物病院(龍郷町)の伊藤圭子獣医師や日本鳥類保護連盟(東京都杉並区)は「ヒナを拾わないで」と呼び掛けている。

地表近くの木の枝で鳴くアマミシジュウカラのひな。木の上では親鳥らしき成鳥の姿が見られた=5月17日、奄美自然観察の森

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同連盟は「ひなが一羽でいるように見えても、必ず近くに親鳥がいる。人間が近くにいると、親鳥はひなに近寄れない。自然で生きていくために、餌の捕り方や身の守り方を親から教わることが必要」と説明し「ひなを思う気持ちから思わず拾ってあげたくなるかもしれないが、手を出さず、その場をそっと離れて。それが野鳥の『子育て支援』につながる」と発信している。

この春、伊藤獣医師のもとにも「ひなが飛べないようだ」との相談が複数あったが、元の場所へ戻すよう伝えたところ、すぐに親鳥が迎えに来たというケースがほとんどだったという。

「『鳥たちの心理』を置いていかないで。心配かもしれないが、親鳥はそれ以上に命を賭して育て、心配している。ひなは必死で親を呼んでいる。そのままにしておく勇気と優しさを持ってほしい」と呼び掛ける伊藤獣医師。「親鳥がすぐそばで亡くなっている場合や、判断に悩むときは、その場で連絡を」と話している。

けがをした野生生物を発見した場合、国や県の許可なく保護することは「鳥獣の保護および管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」違反となるため、まずは行政などへ連絡を。事故でけがをした動物を負担の少ない搬送ができる「どうぶつレスキューボックス」も奄美いんまや動物病院などで販売している。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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