自然

「餌やり、接触」やめて 奄美クジラ・イルカ協会 イルカ遭遇時のルール策定 

奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)はこのほど、海で野生のイルカに遭遇したり、一緒に遊泳したりする際の注意事項「ドルフィンスイム暫定自主ルール」を策定した。餌やりや接触、過度な接近などを禁止する内容で、興会長は「イルカを守りつつ、安全に楽しむため」と協力を求めている。

南海日日新聞〔写真〕群れで泳ぐミナミハンドウイルカ=2021年10月、瀬戸内町の大島海峡(興克樹さん提供)

「ホエールスイム」「ウミガメスイム」など生物と泳ぐ海洋レジャーの台頭に伴う取り組み。同協会は2年前から、イルカと泳ぐ「ドルフィンスイム」を奄美大島近海で実践し、観光への活用可能性や課題を調査。そうした中、島内で野生のイルカに餌やりをしているとの情報が寄せられたことなども問題視し、ルール策定に至った。

ルールは7項目。イルカへの餌やりや触ろうとする行為、進路妨害を禁止した。「ドルフィンスイム」については▽同一の群れと泳ぐのは1グループ(船1隻)ずつ▽順番待ちの船は群れから300㍍以上離れる▽イルカが船を避けたがる場合は入水しない―ことを規定。事故やトラブル回避のため養殖いけす周辺でのスイムも禁止する。

興会長は「好奇心旺盛な印象が強いイルカだが、人や船を恐がる個体もいるので配慮してほしい。特に野生生物への餌やりは悪影響しかない」と注意喚起。加えて「運用しながら、最適なルールを目指したい」と気を引き締めた。

同協会は4月以降、ダイビング業者など関係各所にルールを周知している。

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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