奄美プラム(スモモ)の産地、鹿児島県奄美大島・大和村は6月11日、同村大棚の農林水産加工施設まほろば館で恒例の「すももフェスタ」を開いた。旬を迎えたスモモの販売会や収穫体験があり、村内外から家族連れなど延べ約600人が訪れてにぎわった。
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フェスタは村の特産品PRを目的に2016年に始まった。悪天候で中止となった年などを挟み、今回で6回目。村担当者によると、今期産のスモモは全体的に大玉傾向で、生産量は前期実績と同程度の約50トンを見込む。
伊集院幼村長は「旬のスモモを味わい、ぜひ周囲にも宣伝してほしい」とあいさつ。販売ブースでは販売開始前から来場者が列を作り、午前10時の開始とともにL~3Lサイズのスモモ約500キロが次々と売れた。スモモのソフトクリームやかき氷の販売、ジャムづくりなどの体験コーナーも人気を呼んだ。
果樹園でのスモモ狩り体験には親子連れ約40人が参加。濃紅色に熟れた大玉のスモモを袋いっぱいに摘み取っていた。奄美市名瀬から家族で訪れた女児は、収穫したばかりのスモモをその場でぱくり。口の周りを果汁で赤くしながら「おいしい」と笑顔を見せた。
会場ではマグロの解体ショーや県立奄美少年自然の家の「自然の家がやってきたin大和村」もあり、来場者は家族や友人同士で楽しいひとときを過ごしていた。
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