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【徳之島町亀徳】徳田虎雄顕彰記念館がぜいたくすぎるコワーキングスペースだった!

みなさん、こんにちは!
あまみじかんライター・徳之島のチアキです。

1年前、私は友人に徳之島への移住計画を話すと、「徳洲会の?」、「徳田虎雄(とくだとらお)の?」といった声があちこちから上がりました。

正直に言うと、その時点では私は徳田虎雄さんのことを知りませんでしたが、徳之島に住んでいると、徳洲会の存在や徳田虎雄さんの話を何かしら耳にするようになりました。今回は、医療法人徳洲会の創設者であり、徳之島の天城町と徳之島町の名誉町民でもある徳田虎雄さんの業績や活動を紹介している施設「徳田虎雄顕彰記念館」についてご紹介します。

徳田虎雄顕彰記念館について

医療法人徳洲会は、全国に75の病院を運営する国内最大ともいえる民間の医療法人です。そしてこの法人の創設者である徳田虎雄さんは、徳之島町の出身です。

徳之島の海の玄関口である亀徳新港から車で5分ほど、亀徳(かめとく)集落の海が見渡せる場所に徳田虎雄顕彰記念館があります。

この記念館は、真っ白で洋館のような2階建ての建物で、入口の前には徳田虎雄さんの銅像が立っています。

いざ記念館のなかへ

エントランスを抜けると、最初に目に入るのは巨大な直筆パネルです。「生命だけは平等だ」という言葉は、徳洲会の理念だそうです。

展示エリアの様子

受付を終えると、すぐにシアタールームがあります。ここでは、徳田虎雄さんの生い立ちやこれまでの取り組みがショートムービー形式で視聴できます。

外観と同様に、展示エリアも白を基調とした作りになっています。1階の展示エリアには、徳田虎雄さんの年表や、世界各国に広がる徳洲会の活動マップ、また賞状やメダルなどの記念品も飾られています。そして、展示エリアは2階にも続いています。

2階へ上る階段の途中に小窓があり、ふと覗いてみると遠くにゆっくりと進む船が見えました。この景色も、まるで展示のひとつのようでした。

2階フロアでは、さらに多彩な展示物をじっくりと観覧することができます。

その中でもっとも印象的だったのが、徳田虎雄さんが愛用されていた直筆の手帳の展示です。黒・赤・青の鉛筆でびっしりと書き込まれている数々の手帳は圧巻でした!手帳の使い方は人それぞれで異なりますが、徳田虎雄さんの手帳はスケジュール帳というよりも、日々の考えや目標を熱心に書き留めるために使われているように見えました。

この熱量を保持し続けているからこそ、現在の徳洲会へとつながっているのだろうと感じました。ぜひ、実物を見てみてください。

無料エリアがアツすぎる!

その他にも多種多様な展示物がありますが、こちらはじっくりと皆さんご自身の目で見ていただくとして、今回わたしが強調したいのは、無料開放エリアが非常に充実しているという点です。早速、3つのおすすめポイントを紹介しますね。

まずひとつめが、図書室です。

ここには小説、奄美群島や徳之島に関する資料、伝記、図鑑など、なんと7000冊もの蔵書が揃っています。さらに、Wi-Fiが完備されていて、電源も利用できます。

そして、驚くべきことは、飲み物の持ち込みもOKなんです!

実際にこちらでスタッフの方にお話を伺ったのですが、ここでは読書はもちろんのこと、勉強やパソコン作業など、目的に応じて自由に利用できるとのことでした。本当にこんなに自由に使っていいのかな…?とすこし心配になってしまいます…。

さらに、マンガや絵本も充実しています。わたしが訪問した日には、ネコに関する絵本がピックアップされていて、とてもほっこりしました。

そして「図書室」という名前のとおり、本の貸し出しも可能です。徳之島町には中心部に町立図書館があり、移動図書館も運行していますが、読書や学習の場として、そしてリラックスする場として、周辺にお住まいの方はぜひこの施設を利用してみてください。

まだまだ驚くなかれ!

図書室右奥の本棚には、小説や伝記、ライトノベルなど、さまざまなジャンルの文庫本がズラリと並んでいます。そこで、右上の張り紙にご注目ください。

なんと、この棚の本に限り、ひとり5冊まで持ち帰ってよいとのこと!これは蔵書整理の一環だそうですが、本当に大盤振る舞いですよね・・・

こんなにたくさんの本を無料でいただけるなんて、本好きにとっては夢のような状況かもしれません。お気に入りの本を選んで、思う存分読書を楽しんでくださいね。

贅沢すぎる休憩室

ふたつめのポイントは「休憩室」です。

2階の展示スペースを出ると、休憩室と呼ばれる部屋があります。こちらも図書室同様に無料開放されており、自由な用途で利用できます。さらにこの部屋は飲食物の持ち込みもOKで、電子レンジも完備されているんです!驚きですよね。

1階の図書室から本の持ち込みもできるので、読書や休憩をしながら、飲み物を片手にソファでゆったりと時間を過ごすこともできます。

イベントホールまで!

そして最後のポイントは、このチラシをご覧ください。いろいろイベントごとが多い徳之島。開催場所をお探しの方には朗報です!

1階のエントランスのすぐ左手にはイベントホールがあり、商用利用以外であれば、なんと無料で利用できるとのことです!イベントを開催したい方は、ぜひ問い合わせてみてくださいね。

雰囲気抜群のゆったり空間

この施設は2018年の春に開設され、すでに5年ほど経過していますが、外装も内装も驚くほど美しく、設備もとても充実しています。

しかし、私の周りの島の住民に尋ねてみると、「施設は知っているけど行ったことがない」という人がほとんどでした。これはめちゃくちゃ惜しい!そう思いました。

無料というポイントを大きく推してしまいましたが、それだけでなく充実した設備を活用してもらいたいと思います。なにより居心地がとってもよいので、ぜひ多くの方に訪れていただきたいです。

これからの島の医療

徳之島の徳洲会病院は、2025年7月に亀津から記念館の近くに新築移転する予定で、現在建設工事が進行中です。新しい病院は、地上6階建ての建物で、展望レストランも併設される予定です。離島医療においては、専門医の不足や困難な状況があることが現実です。それゆえに、この移転は島内の医療環境の拡充が期待されていますし、わたし自身も新しい病院の開業を楽しみにしています。

そしておまけです。
わたしとカメラマンが、譲渡本コーナーからいただいてきた文庫本はこちらでした!いま順番に読み進めているところです。

徳田虎雄顕彰記念館のみなさま、おぼらだれん!(徳之島の方言で「ありがとう」)

撮影:サタトマーシュ・すー

▼徳田虎雄顕彰記念館

【住所】〒891-7102 鹿児島県徳之島町亀徳2691
【電話】0997‐82‐1700
【開館時間】10:00~17:00
【休館日】毎週火曜日
【ウェブサイト】https://torao-tokuda.jimdofree.com/

 

サタトマーシュ・チアキ

投稿者の記事一覧

大阪うまれ・京都そだちの元JICA海外協力隊。

2022年6月に徳之島2世であるパートナーとともに、徳之島へ移住してきました。もともと名前さえも知らなかった徳之島と、以前滞在していた西アフリカ・セネガルのあいだに共通点があれこれ見つかり、驚く日々。お酒のなかで、唯一苦手だった焼酎に挑戦して無事克服。今では黒糖焼酎を好んで嗜んでいます。

現在、徳之島と愛媛の二拠点生活中。

■Instagram:https://www.instagram.com/sata.et.maashu//

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