夏休み子ども自然観察会「夜の森を歩いてみようin大和村」(環境省奄美野生生物保護センターなど主催)が8月13日夜、奄美大島・大和村の山中であった。親子連れなど20人が参加し、夜道を散策しながらさまざまな生き物の観察を楽しんだ。
2022年度奄美群島国立公園「奄美自然ふれあい行事」の一環で、参加者らは大和村大金久の嶺山公園に集合後、車で同村戸円の村道大棚名音線に移動。奄美海洋生物研究会の木元侑菜さんを講師に、夜の森を歩いて生き物を探した。
午後8時ごろから1時間余りの道中で、希少なアマミハナサキガエルや、トカゲや昆虫、暗闇に光るホタルなどたくさんの生き物が現れた。道路脇の沢では、繁殖期を迎えた大きなオットンガエルを発見。「グフォン」という貫禄たっぷりの鳴き声や、大きなオタマジャクシに歓声を上げた。
東京から家族で帰省中の児童は「オットンガエルは初めて見た。予想以上にでかかった」と笑顔。児童の父親は「子どもたちには貴重な体験になった。自然あふれる奄美を守っていけたらいいと思う」と話した。
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