旧暦の3月15日に当たる26日、鹿児島県与論町(与論島)の地主神社で今年最初の「与論十五夜踊」が奉納された。新型コロナウイルス対策で規模を縮小して開催。大和風の影響を受けた一番組と琉球・奄美風の二番組が交互に踊りを披露し、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願した。
与論十五夜踊は旧暦の3、8、10月の各15日に奉納される。1561(永禄4)年に当時の与論領主が、島内・琉球・大和の芸能を学ばせ、一つの芸能にまとめあげたものとされ、文化交流の歴史をしのばせる貴重な芸能として国の重要無形民俗文化財に指定されている。
この日は両組合同の「雨賜り」から始まり、二番組の「一度いふて」、一番組の寸劇「三者囃子」、二番組の「今日のふくらしゃ」など8演目が披露された。
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