鹿児島県奄美市笠利町の緑が丘小学校(菊池悟校長、児童26人)で25日、ハブ咬傷(こうしょう)に関する学習があった。児童や教職員、地域住民らが参加し、実物のハブを教材に習性や注意点などを学んで危機意識を高めた。
講師は名瀬保健所の恵俊也ハブ対策専門員と宮川俊介技術主査が務めた。ハブは▽どこにでもすんでいる▽強い毒を持つ▽気温18~28度で活発になる▽熱を持つ動く物に反応するピット器官がある―などと説明。「月に1人か2人は島のどこかでかまれている。不用意に草むらに近づかず、見つけたら逃げて、大人に知らせて」と呼び掛けた。
児童たちは、もしかまれてしまった時のために毒吸引器の使い方を確認。教職員は生きたハブを使って捕獲の練習をした。
6年生の児童は「かまれた時は安静にして毒を吸い出すこと、ハブは直射日光に弱いことを初めて知った。私の住んでいるところや学校のプールの近くにもハブがでた。草むらに近づかないように気を付けて生活したい」と話した。
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