鹿児島県奄美市は12月15日、カラーマンホールカードの配布を開始した。同市のマンホールカードは「下水道広報プラットフォーム」が自治体と共同で発行しており、シリーズ累計で1千種を超える。奄美市としての発行は第2弾。全国各地で増えているというコレクターを対象とした観光振興や、下水道事業に対する住民の関心、理解を深めてもらうことが目的。名瀬の奄美博物館で来場者に無料配布している。
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マンホールのふたは全国各地でデザインが異なる「ご当地もの」。奄美市が2018年に発行した初回版は黒一色で絵柄が目立たなかったが、今回はカラーとなり、より親しみやすくなった。
テーマは「熱帯魚とサンゴ礁の海を守る下水道」。熱帯魚は掛け算の「3×5(サンゴ)」にちなみ、15匹描かれているという。色付きは歩道用。20年以降に設置され、名瀬のマリンタウン地区などで見られる。
カードは約2千枚を用意。郵送などには対応しないため、入手するには直接、同市名瀬の奄美博物館を訪れる必要がある。配布は1人1枚。初回版は名瀬のAiAiひろばで、今後も配布される。
市下水道課は「初回版の配布は約4分の3が群島外の人で、カードを目的に来島したコレクターもいたようだ。博物館でカラーカードを入手し、島の伝統や文化についても理解を深めてもらいたい」としている。
奄美群島では奄美市のほか、徳之島町と知名町もマンホールカードを発行している。
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