奄美大島にはスターバックスなどのチェーン店はありませんが、個性豊かなコーヒー屋さんが点在しています。
その1つが、奄美市の屋仁川にお店を構える「てるまに珈琲」。
沖永良部産の豆を使用した美味しいコーヒーや、珍しいコーヒーの花のお茶が飲めたり、マスター自慢の美味しいオムライスが食べられる、とても素敵なお店です。
今回は、コーヒー好きをさらに増やすであろう、てるまに珈琲の魅力をご紹介します！
気楽に立ち寄れるお店を目指して、2019年10月にオープン
てるまに珈琲は沖田さん（左）と正図（しょうず）さん（右）のお二人で経営されています。
マスターの沖田さんは沖永良部出身。大阪の飲食店で働いたのち、2014年に帰郷してから本格的にコーヒーのお仕事を始めます。
きっかけは父親がコーヒーを栽培している姿に興味を抱いたから。沖田さん自身も師匠からイロハを学びながら、コーヒー栽培を開始しました。
そして、母親の故郷であった奄美大島でお店を開業したい！という想いから2019年10月にお店をオープン。
おしゃれな雰囲気のお店ですが、子どもから年配の方まで気楽に立ち寄ってもらえるお店を目指しています。
てるまに珈琲の名前の由来は「～～してる間に」。
ぜひ、散歩「してる間に」、買い物「してる間に」遊びに行ってみてはいかがですか？
定番メニューから珍しいメニューまで。なんとコーヒーのお酒も！？
定番の人気メニューは沖永良部産豆を使用したブレンドコーヒー。
飲みやすく、初めてコーヒーを飲む人にもおすすめ。沖永良部産の豆はまだ生産量が少ないため4、5月から2～3か月だけ飲める貴重なコーヒーです。
他にも甘くて美味しい「カフェオレ」、カフェインを控えた「デカフェ」や「カフェインレス」など豊富なメニューを用意しています。
また、珍しいコーヒーの花のお茶を飲むことができます。
コーヒーの花は年に2日しか咲かず大変貴重。これまで利用されていませんでしたが、もともと師匠が豆以外の部位（副産物）の利用について考えていたため、貴重な花を何とか製品にできないかと試行錯誤し、師匠の意見も交えてお茶として活用したそうです。
ハーブティーやジャスミン茶のような味わいなので、お茶好きな方におすすめです。
最近では、「コロンビアハニー」といったハチミツのような香りと甘さのある、コーヒーも取り扱ってます。
てるまに珈琲ではコーヒーだけでなく、ご飯も提供しています。沖田さんのおすすめはオムライス！
6時間煮込んだオリジナルソースがポイントで、飲食店勤務の経験を活かし研究を重ねてできた自慢の一品だそうです。
「夜にはコーヒービール」などコーヒー関連のお酒も提供する飲み屋さんへ変身。
事前に相談すれば、子供向けのご飯も用意できるそうですよ。
奄美群島産の美味しいコーヒー開発を目指して
沖田さんは国産の安全安心なコーヒーを広めるため、また奄美群島でコーヒーを広めるため、日々コーヒーを研究しているそうです。
二人でお店をやりながら、沖永良部だけでなく奄美群島全体でのコーヒー栽培を模索しています。
お店には焙煎機を設置しており、週に2、3回は焙煎を行っているため、新鮮な豆を購入できます。私も定期的に購入していますが、蒸らすとしっかり膨らむ美味しいコーヒーが自宅でも味わえますよ。
お店で焙煎体験もできるので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか？
美味しいコーヒーやオムライスを頂きながら、お二人とお話するのはとても楽しいひと時です。ぜひ、てるまに珈琲へ遊びに行ってくださいね！
- 住所 鹿児島県奄美市名瀬幸町12番22号 もとじビル1階
- 営業時間 11時～19時（火～木）、11時～24時（金、土）、11時～16時（日）
- 定休日 月曜日、第2火曜日
