世界自然遺産に登録された奄美群島の環境保全などに取り組む企業・団体が、これまでの活動や今後の計画について塩田知事に報告しました。
鹿児島県庁を訪れたのは、奄美群島の環境保全や地域振興に取り組む64の企業・団体でつくる、「世界自然遺産推進共同体」の代表らです。
奄美では、去年7月の世界自然遺産登録後もアマミノクロウサギなどの希少野生動物が車にひかれる事故=ロードキルが発生しています。これを受け、NTTドコモは、観光客が利用する無料WiFiに安全運転を呼びかける画面を表示していると報告しました。
また、日本エアコミューターは、大島紬の龍郷柄のコースターや、環境保護につながる商品などを機内販売し、売り上げの一部を自然保護団体に寄付していると報告しました。
(世界自然遺産推進共同体 久見木大介代表・日本航空鹿児島支店長)「民間の力を発揮して、お手伝いできることをしっかりとやっていきたい。意識、情勢、普及啓発、そこをさらに進めていきたい」
世界自然遺産推進共同体では、沖縄の共同体とも連携しながら、引き続き、自然保護や魅力発信に力を入れていきたいとしています。