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島唄の魅力、オケと融合 奄美市=ほこらしゃ奄美音楽祭、唄者が管弦楽と新境地

オーケストラと奄美の島唄が共演する「第2回ほこらしゃ奄美音楽祭」(同実行委主催)が2月11日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美川商ホール(文化センター)であった。島内外から集まった約1000人の聴衆は、オーケストラによる繊細でダイナミックな演奏と奄美の伝統芸能が融合した壮大なハーモニーに酔いしれた。

総勢約100人がステージに上がり、会場との六調で締めくくった第2回ほこらしゃ奄美音楽祭=2月11日、奄美川商ホール

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ほこらしゃ奄美音楽祭は、世界自然遺産に登録された奄美独自の文化である島唄を、オーケストラと融合することで新たな魅力を引き出そうと企画され、今年で2回目。鹿児島市出身の作曲・編曲家の吉俣良さんが総合プロデューサーとなり、島唄と共演するオーケストラ用の編曲を手がけている。

オーケストラはこの日の演奏のために特別編成された、全国各地で活躍するプロの演奏家46人から成る「ほこらしゃ奄美管弦楽団」。和田一樹さんを指揮者に迎え、第1部ではユーモアを交えた解説と迫力のあるクラシック音楽演奏で会場を魅了。地元で活動する奄美オーケストラとも共演した。

第2部は島唄ステージ。西和美さんや里朋樹さんが出演したほか、平田まりなさんは和太鼓奏者吉井盛悟さんと共演。会場から手拍子と指笛が沸き起こり盛り上がった。

第3部が島唄と管弦楽団の共演。「しゅんかね節」「やちゃ坊節」「豊年節」の3曲を、元ちとせさん、中尾聖子さん、時岡優里菜さんの唄を、前山真吾さんの三味線でオーケストラが共演。壮大なサウンドが会場を包み込んだ。

ほこらしゃ奄美管弦楽団と島唄との融合で魅了した第3部のステージ

吉俣さんは「島唄をそのまま残し、オケが寄り添うことを意識した編曲。50年後も島唄を継承していってほしい」と話し、前山さんは「オーケストラとの融合という新しい世界と島唄の古典、その両方を大事にする事で島唄がもっと長生きしていくのではないかと思う」と語った。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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