【特集】世界自然遺産登録を目指して

世界自然遺産「登録」勧告から一夜 奄美や関係者から喜びの声

奄美と沖縄の4島について、ユネスコの諮問機関が10日に世界自然遺産登録への事実上の「合格判定」となる勧告をしました。一夜明けた11日、住民や関係者からは喜びの声が上がりました。

(奄美市・朝山毅市長)「奄美大島の豊かな環境が、世界の宝として評価されたものであり、たいへん喜ばしくうれしく思う」

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録を巡っては、国が2017年に推薦しましたが、翌年「登録延期」の勧告を受けて取り下げ、おととし再び推薦した経緯があります。登録の勧告がようやく出たことに、地元からはよろこびの声が聞かれました。

(奄美市民)「奄美大島が世界的に知らされる知名度が高くなるので、すごくうれしいです」
(奄美市民)「観光は今コロナで大変ですけど、もし決まると観光業とかも潤って、島も活性していくんじゃないか」

アマミノクロウサギをはじめ、長年、奄美の森の動植物を記録し続けてきた写真家の浜田太さんも。
「ライフワークとして記録してきたアマミノクロウサギの生態とか、世界的な価値というのに認めていただいたことは非常にうれしい」

10日夜、取材に応じた塩田知事は、自然の保全と観光の両立を図っていく姿勢を示しました。
「これまでの取り組みが実を結ぶ最終段階の極めて重要なものだと認識している。地元市町村、関係団体等と連携しながら、奄美の世界自然遺産登録に向けて、着実に取り組んでいく」

東京では、環境省の担当者が、自民党奄美振興特別委員会で委員長を務める尾辻秀久参議院議員を訪ね、これまでの取り組みを振り返り、喜びを分かち合いました。
(環境省自然環境計画課 植田明浩課長)「地元の人たちのこれまでの保全に対する取り組み、熱意が認められたというホッとした思いがある」

(自民党奄美振興特別委員長 尾辻秀久参議院議員)「奄美の人たちの優しさと底抜けに明るくて、底抜けにお人よしというあの人情は、何物にもかえがたい素晴らしさだと思う。自然遺産登録だが、あわせて、今申し上げた、奄美の皆さんの人情も遺産登録されたと思っている」

「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録については、今年7月にオンラインで開かれるユネスコの世界遺産委員会で正式に決まる見通しです。

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