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野鳥の楽園、奄美大島 龍郷町子ども博物学士=サシバやカワセミも観察

2023年度龍郷町子ども博物学士講座の第5回講座「野鳥の楽園!奄美大島~渡り鳥~」(町教育委員会主催)が12月16日、鹿児島県奄美大島・龍郷町戸口地区振興センターなどであった。町内の小中学生と保護者ら約60人が参加。「留鳥」と「渡り鳥」の違いや、鳥たちが飛ぶための「体の工夫」について学んだ後、戸口川周辺で双眼鏡やフィールドスコープを使い、サシバやカワセミなど身近な鳥たちの観察を楽しんだ。

「留鳥」や「渡り鳥」の特徴を説明する奄美野鳥の会の鳥飼久裕さん=12月16日、龍郷町戸口

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案内役は奄美野鳥の会の鳥飼久裕(とりかい・ひさひろ)さん。同会の永井弓子会長ら6人も、野鳥観察サポートを行った。

鳥飼さんは奄美で観察できる鳥について、島で一年中観察できて繁殖も確認されている「留鳥」が約40種、一定の季節のみ滞在したり、渡りの途中に奄美を経由したりする「渡り鳥」が約290種と説明。「留鳥にとって島はかけがえのない『すみか』であり、夏鳥や冬鳥など渡り鳥にとっては子を育て、寒い冬をしのぎ、長い旅の休憩地として重要な場所になっている」と伝えた。

また、日本全体で見られる約600種の鳥のうち、約330種が確認された奄美大島を「野鳥の楽園」と表現。鳥たちの体は体重を軽くするために骨にすき間があることや、心臓や肺が丈夫にできていることも解説した。

フィールドスコープや双眼鏡を使い、野鳥観察をする参加者ら=12月16日、龍郷町戸口

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後半は戸口川周辺で野鳥観察を開始。奄美に秋の訪れを知らせる渡り鳥のサシバや鮮やかで美しい羽色を持つ留鳥のカワセミなど、計8種を観察した。

戸口川で観察されたオスのカワセミ=12月16日、龍郷町戸口

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円小学校4年の且杏寿さんは「以前の校長先生が鳥が好きで一緒に写真を見ているうちに興味を持った。鳥についてとてもいろいろな話を聞けてうれしかった」と笑顔で話した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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