鹿児島県奄美大島・龍郷町農林水産課企画の第3回「子ども農業体験」が10月15日、同町浦の畑であった。未就学児から中学生までの子どもたちと、その保護者ら約50人が参加し、5月に植え付けたサツマイモ堀りを体験。農業の大変さも学びつつ、収穫の喜びを味わった。
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企画は県の2023年度かごしまの〝食〟推進事業の一環。地産地消の推進や食育を目的に国からの交付金で実施した。
子どもたちは長靴を履き、手袋をして畑に入り、保護者と一緒に芋掘りに汗を流した。幼い子どもらもツタを両手で力いっぱい引き、大きな芋を掘り当てると歓声を上げた。
同課職員のほか、町地域振興公社職員や農業委員らも協力。収穫後は焼き芋や、かき氷を食べて団らんするなど、和やかな時間を過ごした。
龍郷小学校の児童は「芋が大きく成長していてうれしかった。いろんな形のものが採れた」と笑顔で話した。
5月にサツマイモと一緒に植え付けを行ったトウモロコシは、生育不良のため収穫できなかった。農林水産課の迫地政明課長は「残念だけど、これも農業。『大変なんだ』ということを覚えておいて」と教えた。
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