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与論島、星空ツーリズム高評価 世界の持続可能な観光地TOP100選入り

持続可能な観光の国際的認証団体グリーン・デスティネーションズが実施する表彰制度「世界の持続可能な観光地TOP100選2023」が10月9日発表され、鹿児島県与論島が選ばれた。2年ぶり2回目の選出。地域住民や事業者、専門機関の和歌山大学観光学部と連携した「星空ツーリズム」推進の取り組みが評価されたもので、町商工観光課の担当者は「地元行政、観光協会だけではできなかったこと。大学や地元ガイドの協力に感謝したい」と喜んだ。日本からは同島を含め10地域が選ばれた。

子どもたちを対象に開かれた星空観察会=3月24日、与論町

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グリーン・デスティネーションズは、GSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)が認定している第三者認証機関で、観光地向けの表彰・認証制度を運営。TOP100選は1次審査で持続可能性について設けた基準のうち、1回目は15項目、2回目は30項目を審査。2次審査で持続可能な観光の取り組みに関する優良事例のストーリーを提出し、高い評価を受けた100地域が選出される。

与論島は「観光で島の地域資源を守り生かす」と題したストーリーで、これまで活用されてなかった星空に注目。和歌山大学と連携し、地域住民の機運醸成や星空ガイドの育成、星空を見やすい環境を守るための光害対策に取り組み、失われつつあった星空文化の保全につながったとした。

TOP100入りを受け、町商工観光課は「今後も環境整備を含め、島の魅力として星空のPRを強化する。オフシーズンの誘客にもつなげたい」としている。

与論島以外の国内選定地域は次の通り。
北海道弟子屈町、岩手県釜石市、長野県小布施町、神奈川県箱根町、京都府宮津市、徳島県三好市、香川県丸亀市、愛媛県大洲市、熊本県小国町
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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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