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マンカイ食堂3年ぶり再開 龍郷町秋名・幾里=手作りカレーで世代間交流

鹿児島県奄美大島龍郷町の秋名・幾里地区で活動する「秋名見守り隊さねん花」(山田眞砂子代表)は5月13日、地域の子どもたちや高齢者へ無料で食事を提供する「マンカイ食堂」を3年ぶりに再開した。会場の秋名集会所には児童や高齢者が大勢訪れ、手作りカレーを笑顔で頬張った。

カレーを夢中で頬張る児童たち=5月13日、龍郷町秋名

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見守り隊さねん花は2011年に地元有志で結成。現在は30代から80代までの30人が所属し、火の用心を呼び掛ける夜間の見守り活動や、台風や大雨などの際の避難誘導など、自主的な地域防災活動を行っている。

マンカイ食堂は子どもたちの育成や一人暮らしの高齢者の支援、世代間交流を通じた地域づくりなどが目的。活動費は町子ども食堂等支援事業助成金のほか、見守り隊メンバーで取り組む清掃活動などの報酬、地域住民からの寄付などで賄う。19年にスタートしたが、新型コロナウイルスの影響で会食式から弁当配布に切り替えていた。

この日はポークカレーを120食分用意。正午前には土曜授業を終えた児童が詰め掛け、「最高、おいしい」「これなら100杯でも食べられる」と夢中で頬張っていた。3杯、4杯とおかわりする児童や、「こうやってみんなで食事するのを3年間待っていた」と喜ぶ高齢者もおり、会場には笑顔があふれた。

秋名小学校の児童は「おいしい。今日はプール掃除を頑張ったからいっぱい食べたい」と話し、早速おかわりしていた。

見守り隊は今年度からマンカイ食堂を毎月2回実施し、第2土曜日はカレーの提供、第4土曜日は地域の児童生徒と共に郷土料理やお菓子作りなどに取り組むという。カレーは高校生以下と75歳以上は無料で、それ以外は1食300円。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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