鹿児島県奄美市笠利町の県奄美パークで8月28日、親子向けのサマーワークショップ「ハブのいるくらし」があった。講師は同市笠利町の原ハブ屋で製造を担当する原拓哉さん(39)。小学生と保護者ら約30人が参加した。「ハブマスター」を目指し、クイズやカードゲーム大会を通して楽しくハブの生態について学んだ。
ワークショップではまず、原ハブ屋が制作したハブに関する動画を視聴。動画内容を振り返るクイズもあり、参加者らはハブの毒の役割や熱を感知する器官、遭遇した場合の対処法などについて理解を深めた。
後半は同店オリジナルのカードゲームを体験。ハブの攻撃をかわすカードで競う「ハブ拳」では、子どもたちが持ち札を駆使し、ハブから身を守るためのさまざまな必殺技を繰り出して戦った。
児童たちは「楽しかった。勝ててうれしい」「ハブの毒が唾液のような働きをすることを初めて知り面白かった」と感想を話した。
原さんは「ハブに対してどのように気を付けるかを小さいうちから知ることが大切。カードゲームなどで楽しく学んで、実生活に生かしてくれれば」と語った。
『南海日日新聞』LINEニュース配信中
その他のニュースはLINEでチェック!