「花の島」として知られる鹿児島県沖永良部島の和泊町で10月18日、青年団と子どもたちが、1時間以内に球根をどれだけ植えられるか、というギネス世界記録に挑戦する。新型コロナウイルスの影響で各種行事が中止や延期となったことを受け、同町連合青年団(喜井泰貴団長)が、子どもたちの思い出づくりを目的に企画した。本番に向け26日には、青年団有志が特産のテッポウユリの球根2万球を準備し、世界記録樹立へ決意を固めた。
世界記録に挑戦するのは和泊町内の小学6年生、中学3年生と島内の高校3年生ら。これまでの記録は、2019年にイギリスで達成された1万2864球で、今回は笠石海浜公園を会場に、青年団員を含めた約150人で1万6000球達成を目指す。当日は午後3時スタート。見学は自由だが、新型コロナ対策として、マスク着用などを呼び掛けている。
連合青年団の喜井団長(30)は「『ギネス世界記録・町おこしニッポン』の一環として、多くの人の協力で世界記録に挑戦できることに感謝する。来年5月には和泊町制80周年を迎えるが、植えた球根から花が咲く時期と重なる。記念の年を世界一の花畑で迎えたい」と意気込む。
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