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「星のソムリエ」目指す 与論町 星空ツーリズムを推進

天体観測などを楽しむ星空ツーリズムを推進する鹿児島県の与論町(与論島)で12、13の両日、「星空準案内人養成講座」があり、町内の観光事業者や行政関係者など11人が受講した。星座や望遠鏡の操作などについて学び、全員が準案内人に合格。「星のソムリエ(星空案内人の愛称)」を目指し、第一歩を踏み出した。

同町は、マリンレジャーと並ぶ観光の目玉にしようと、星空ツーリズムを推進。野外で行うことから、新しい生活様式に合わせた観光としても、期待を寄せている。

星空案内人は、豊かな知識と経験からおいしいワインを選んでくれるソムリエのように、星空や宇宙の楽しみ方をガイドするための資格。星空案内人資格認定制度運営機構が運営し、全国各地の実施団体が認定講座を開く。同町での講座は和歌山大学が実施し、今年2月に続き2回目。準案内人を経て正規の星空案内人の資格が取得できる。

受講者は、事前にオンラインで講義を受け、主に実技を学んだ。13日は同町立長のサザンクロスセンター駐車場で、木星や土星、アンドロメダ銀河などを観察。夜空に輝く星に歓声を上げつつ、目標とする星に望遠鏡のピントを合わせる練習に励んだ。

リゾートホテルでマリンレジャーを担当している橋本康宏さん(34)は、2月に準案内人の資格を取得。今回はオブザーバーとして参加し「星空が好きで与論島にリピーターとして訪れる来島者が増えてほしい。勉強を続け、いつかは星のソムリエの資格も取得したい」と話していた。

南海日日新聞〔写真〕星空準案内人の資格取得を目指し、望遠鏡の使い方などを学ぶ受講者ら=13日、与論町

南海日日新聞〔写真〕星空準案内人の資格取得を目指し、望遠鏡の使い方などを学ぶ受講者ら=13日、与論町


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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