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初のキャンドルナイト 伊仙町阿権、集落に幻想的空間

鹿児島県徳之島の伊仙町阿権集落(重松信雄区長、約150世帯)で8日夜、キャンドルナイトがあった。子どもたちや保護者らが制作した灯籠にろうそくやライトの明かりがともされ、集落に幻想的な空間が広がった。

同集落では阿権八幡神社で毎年7月に六月灯が開催され、阿権小の児童が作った灯籠が飾られている。今年は新型コロナウイルスの影響で六月灯が中止になったことから、児童が制作した灯籠を飾る機会を設けようと、阿権子ども会育成会がイベントを企画した。

同育成会が材料を準備し、先月上旬から制作した灯籠を、樹齢300年のガジュマルから同神社に続く石垣沿いの町道約150メートルに設置。午後7時すぎから同8時半まで明かりがともされ、住民は散歩しながら情緒あふれる世界を楽しんだ。

児童の一人は「みんなで作った灯籠がライトアップされ、喜んでくれてうれしい」と述べ、同育成会の田中真須美会長(43)は「初めて企画したイベントだったが、灯籠の光がやさしく、見ていて心が安らいだ。来年以降に六月灯が復活しても、季節を変えて実施していきたい」と話した。

南海日日新聞〔写真〕住民が製作した灯籠をライトアップしたキャンドルナイト=8日、伊仙町阿権

南海日日新聞〔写真〕住民が製作した灯籠をライトアップしたキャンドルナイト=8日、伊仙町阿権


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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