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出来立て黒糖に笑顔 徳之島=民間事業所が主催、サトウキビ収穫・製糖体験

サトウキビの収穫体験が1月14日、鹿児島県伊仙町伊仙にある黒糖加工施設の徳之島かんかんファームであった。親子連れなど20人が参加し、昔ながらの手法でサトウキビの収穫や搾汁などを体験。出来立ての黒糖のおいしさを味わった。

出来立ての黒糖を味わう参加者=1月14日、伊仙町

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収穫体験は同町阿三にある徳之島ゲストハウスみちの古林香奈代代表が、奄美群島広域事務組合の助成金を活用して実施。収穫するサトウキビや製糖に必要な器具などは同ファームの提供によるもので、民間事業所の連携で開催された。

参加者らは又鎌(またがま)と呼ばれる先端が二股の鎌を使い、キビを根本から刈り取り、余分な葉を切り落とす「はかま取り」に挑戦。約30リットルの搾り汁を煮詰めて黒砂糖を完成させた。

参加した伊仙小学校の児童は「キビは重く、はかま取りは大変だったけど楽しかった。出来立ての黒糖は熱々でおいしい」と笑顔。児童の母親は「娘にはできるだけ島でできることを体験させたい。私も娘と一緒に学び直しです」と目を細めた。

古林代表は「移住者などから黒糖作りを体験したいという声を受けて開催した。予想以上に楽しんでもらえた」と手応えを示した。同ファームの大竹勝人代表は「黒糖作りのことを知らない人も増えている。製造工程だけでなくキビに関連した徳之島の歴史にも興味を持ってもらえたら」と期待した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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