奄美市名瀬有良の伝統野菜「アッタドコネ(有良ダイコン)」の収穫が1月12日、同集落の畑であった。収穫したのは同市名瀬のNPO法人「奄美ティダの環」(平田暉子理事長)の会員ら。今年の特徴は「形がよく、大きい」といい、中には重さ7キロを超えるダイコンも。畑いっぱいに大きく育ったダイコンに、笑顔がこぼれた。
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県の伝統野菜や奄美市の「一集落1ブランド」に指定されている作物。戦前から同集落で広く栽培され、大切に受け継がれている。昨年9月に種をまき、約120平方メートルの畑に約300本が育った。同じ集落内でも、川の近くなど場所によって育ち方が違うといい「コッチドコネ」と呼ぶことも。
煮崩れしにくく、甘みと辛みのバランスがよいのが特徴。会員らによると「豆腐に例えると木綿と絹ごしの違い。アッタドコネはきめ細やか。定番の煮物のほか、生食、切り干し、皮をきんぴらにするなどいろいろ楽しめる」。
13日も収穫を続け、14日の午前10時から名瀬小浜町のティダ館で開く「ティダの環市」で約200本を販売。同法人の食チームが郷土料理なども出品した。
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