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シマムニ継承へミニ企画展 和泊町歴民館=「令和版方言かるた」も展示

沖永良部島の方言「シマムニ」継承をテーマとしたミニ企画展が和泊町歴史民俗資料館で開催されている。方言禁止教育などシマムニにまつわる歴史のほか、町民、行政、研究者らの取り組みや各種資料を集約。展示を通してシマムニを学べるとともに、継承活動の現状を知ることができる。同館の担当者は「それぞれの取り組みに込められた思いを通して、シマムニの大切さを感じていただければ」と来場を呼び掛けている。2023年3月31日まで。

南海日日新聞【写真】「令和版方言かるた」を手に、企画展への来場を呼び掛ける関係者=12月17日、和泊町歴史民俗資料館

展示の大部分を占める「令和版方言かるた」は町子ども会育成連絡協議会が作成したものを拡大した。文字ごとでかるたに用いるシマムニ選定や絵札の作成は町内全集落の子ども会が担当。集落で少しずつ違うシマムニを記録することにもつながった。

昨年度の同協議会内城校区推進員で、中心となってかるた作成に取り組んだ瀬島奈緒美さん(40)はかるたについて「まずは地域、家庭、島外にいる出身者にも手に取ってもらい、シマムニに触れる一歩にしてほしい」と思いを話した。

同館の開館時間は午前9時~午後5時、水曜休館。入場無料(常設展は有料)。

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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