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「やちむち、まさんどー」 沖永良部島和泊町=方言レシピ活用、郷土菓子作り

鹿児島県沖永良部島・和泊町手々知名(ててちな)の複合施設スマッピーで2日、シマムニ(方言)による郷土菓子作りイベント「ゆうこばぁばのむちむちやちむち」があった。親子連れなど14組35人が参加。黒糖を使った伝統の焼き菓子「やちむち」作りを体験し、シマムニで楽しく交流を広げた。

島ムニむんちゃの島ムニ保存会(田中美保子会長)が主催。地域住民や子どもたちが地元の食や文化に触れる機会をつくろうと、こうしたイベントを定期的に開催している。

やちむち作りでは、新納優子さん(73)=知名町田皆=が講師を務め作り方を実演。参加者らにはシマムニで書かれたレシピも配られ、方言での材料の言い方や数え方などを学びながら楽しく調理した。

完成したやちむちを実食した子どもたちは、黒糖の甘みと柔らかい食感に「まさんどー(おいしい)」。田中会長が方言クイズやパネルシアターも行い、参加者らがシマムニに親しんだ。

和泊小学校の児童は「柔らかくて黒糖の味がしておいしかった。たふくる(2袋)、とぅっけい(10回)などの言い方を初めて知った」と笑顔を見せた。

方言のレシピでやちむち作りの手順を学ぶ参加者=2日、和泊町

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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