高校生が制作する観光PR動画のコンテスト「観光甲子園2020」で、鹿児島県立与論高校(甲斐修校長、生徒125人)のチームが決勝大会進出を決めた。来年2月に開催される決勝大会に向けて、生徒たちは「与論島の魅力を精いっぱいプレゼンテーションしたい」と意欲を示している。
観光甲子園は一般社団法人NEXT TOURISM(神戸市)が主催し、2019年度にスタート。今回は全国から3部門に556点の応募があり、決勝には12校14チームが選出された。このうち与論高校は、外国人に日本の魅力を伝える「訪日観光部門」(応募430チーム、決勝6チーム)で2チームが選ばれた。
与論高校では、2,3年生でつくる7チームが7~10月、撮影や編集作業などを行った。決勝進出の2作品は、ドローンを使った映像で美しい海の魅力などを紹介する「はみんしゃいゆんぬ」と、電動キックボードで島内を巡る「手に手を取ってオンリーワンの島づくり」。両作品とも同町の自然や文化、島民による環境保全活動、観光スポットなどを紹介している。
決勝大会は来年2月7日に神戸市で開かれ、生徒たちは3分間の動画に解説を加えて発表する。決勝進出を決めた生徒たちは「島民と観光客が手を取り合って、より良い与論島をつくっていけたらとの願いを込めて制作した」と作品に込めた思いを語った。
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