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熱戦、一人こぎ大会 瀬戸内町、舟こぎ愛好者集う

新型コロナウイルスの影響で、今年の夏祭りの舟こぎ大会がすべて中止になったことを受け、鹿児島県瀬戸内町のカヌー連盟は25日、同町手安港で板付け舟を1人でこいでタイムを競う大会を開いた。奄美市、瀬戸内町、大和村、宇検村から舟こぎ愛好家ら32人がエントリー。80メートル直線でのレースに火花を散らせた。

奄美の伝統文化である舟こぎへの情熱を絶やさないようにしようと、同町カヌー連盟が初めて企画した。舟こぎ競争は通常、6人のこぎ手と1人のかじ取りが乗り込むが、今回は、こぎ手1人と、かじ取り1人で行われた。

参加したのは14~68歳の男女。競技には3種類のユホ(かい)が用いられ、奄美まつりで使用される「名瀬ユホ」部門に28人、柄が少し短い「古仁屋ユホ」部門に23人、ニュー・スポーツ競技「ドラゴンボート」パドル部門に22人(重複エントリーあり)が出場した。

大会は好天に恵まれ、会場の手安港は多くの見学者でにぎわった。ドラゴンボートパドル部門で37秒83の記録を出した大和村名音の農業上村太一さん(35)は「今年は3月から舟こぎの練習をしてきたのに大会がなく残念だった。1人こぎはこつが必要。早くコロナが収束し、また6人で舟こぎができる日を楽しみにしている」と笑顔で話した。

南海日日新聞〔写真〕熱戦が繰り広げられた板付け舟の1人こぎ大会=25日、瀬戸内町手安

南海日日新聞〔写真〕熱戦が繰り広げられた板付け舟の1人こぎ大会=25日、瀬戸内町手安


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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