コト

十五夜前に大綱作り 与論島、老若男女30人が作業

鹿児島県与論町(与論島)の城自治公民館(森展宏館長)で20日、国指定の重要無形民俗文化財「与論十五夜踊」に向けた恒例の大綱作りが行われた。一般からお年寄りまで約30人が参加し、力を合わせて綱引き用の大綱を作り上げた。与論十五夜踊は旧暦8月15日にあたる10月1日に実施予定。

与論十五夜踊は、毎年旧暦3、8、10月の15日に奉納され、8月は最も盛大に行われる。踊りの後に大綱での綱引きがあり、綱が切れた後の稲わらで互いの身体をたたいて無病息災を願う。

大綱作りの20日はあいにくの雨。室内での作業となったが、女性や高齢者は稲わらを整え、男性陣が声を掛け合いながら綱を力強く編み込んでいき、約25メートルの大綱を仕上げた。

土持俊秀さん(76)は「今年は新型コロナウイルスの影響でどうなることかと思ったが、無病息災を願う本来の意味においても、開催が決まってよかった。コロナを吹き飛ばしたい」と話した。

〔写真〕大綱を編み込んでいく参加者=20日、与論町の城自治公民館

南海日日新聞〔写真〕大綱を編み込んでいく参加者=20日、与論町の城自治公民館

南海日日新聞〔写真〕大綱を編み込んでいく参加者=20日、与論町の城自治公民館


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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