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国内初、タツノオトシゴ属2種記録 沖永良部島、北限に

タツノオトシゴ属2種記録

〔写真〕沖永良部島沖で見つかったカクレタツノコ(GTダイバーズ沖永良部島提供)

〔写真〕沖永良部島沖で見つかったカクレタツノコ(GTダイバーズ沖永良部島提供)
写真説明
ユリタツノコ(GTダイバーズ沖永良部島提供)

鹿児島県の沖永良部島沖で採集されたヨウジウオ科タツノオトシゴ属の2種が国内初記録であることが2日、分かった。一般的にはピグミーシーホースと呼ばれる仲間に含まれ、いずれも体長2センチほどの小型種。和名はそれぞれ「カクレタツノコ」「ユリタツノコ」と付けられた。2種は主に東南アジアなどの熱帯域に生息するが、今回の発見で沖永良部島が分布の北限となった。

調査を行った鹿児島大学総合研究博物館と、和泊町のダイビングショップ「GTダイバーズ沖永良部島」が同日、「沖永良部島の魚類目録」(英文)を出版し、明らかにした。

カクレタツノコ(学名・ヒポカンパス デニセ)は知名町住吉沖の水深38メートルの地点で体長24ミリのメスの個体を発見した。鮮やかなオレンジ色で体表にこぶがある。

2種の和名を命名した同ダイビングショップ代表の上原航知さん(44)によると、サンゴにうまく擬態してとても見つけづらいことや観察しているとサンゴの後ろに隠れることなどが名の由来。

ユリタツノコ(同ヒポカンパス ポントアイ)は同町田皆沖の水深15メートルの海底で、体長22ミリのオスと体長17ミリのメスの2個体を発見した。水の流れに合わせて体をユラユラと揺らすことや、姿・色合いが「えらぶ百合」を連想させることから付けたという。

沖永良部島での調査は2016年から19年にかけて計6回、延べ約100人で実施。標本や写真に基づき637種の魚類が確認され、うち国内初記録の2種を含む361種が沖永良部島で初記録だった。

調査した鹿大の本村浩之教授は「奄美大島を除く、奄美の各島ではこうした調査はほとんど進んでいない。沖永良部島でもこれをスタートとして海洋環境やそこに生息する生き物の調査が進んでほしい」と期待した。

上原さんは「沖永良部島の海に他にも見つかっていない生き物がいると思うと、(ダイビングの仕事や調査協力にも)やりがいを感じる。同時に海洋環境の保全の大切さも改めて思った」と話した。

沖永良部島で見つかった2種の標本は鹿大の総合研究博物館に学術標本として所蔵され、研究成果は同博物館が発行する研究報告にも掲載された。


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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