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奄美、福岡でレトルト「鶏飯」販売 郵便局から奄美の魅力発信

日本郵便九州支社は9月1日から、社会福祉法人三環舎(向井扶美理事長)=奄美市名瀬=の協力を受け、同法人が製造、販売しているレトルトパウチ食品の「鶏飯」を奄美群島と福岡県北九州市、同県豊前の3エリアの郵便局計258局で販売している。税込み630円。世界自然遺産にも登録された奄美地域の発信を後押しするのが目的で、郵便局での奄美の食品販売は初めて。

福岡県と奄美群島の郵便局で販売が始まったレトルトパウチ「鶏飯」=9月5日、奄美市名瀬

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販売している鶏飯は三環舎が開発、製造しているレトルトパウチ商品「島じゅうり」シリーズの一つで、トッピングの具材には卵焼きや鶏肉、シイタケ、タンカンの皮を使用。三環舎が運営する福祉サービス事業所「あしたば園」の利用者がほぼ手作業で製造し、島内各地で販売している。

郵便局での販売は、浦上郵便局の東洋一局長(54)が奄美を発信する商品として提案したのがきっかけ。九州支社で検討した結果、奄美群島と、一定の人口規模がある九州北部の局での販売が決まった。

商品について、向井理事長は「島じゅうりシリーズの中でも、一番の売れ筋。利用者の丁寧な作業がおいしさの秘訣(ひけつ)」と説明。郵便局での販売に当たっては、鶏肉の加工も担当した「あしたば園」利用者の泉健太さん(28)が特別にデザインしたパッケージを使用している。

東局長によると、販売開始後の売り上げ数は既に約300個。奄美地区連絡会統轄局長の中島秀一東城郵便局長は「奄美群島外での販売も通して、奄美に来たことのない人にも、ぜひ訪れたいと思ってもらえれば」と話した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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