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持続可能な島づくりへ 与論で未来フェス=環境や食、農、教育で講演や実践講座

エシカル循環で持続可能な島づくりを目指す「与論未来フェス―ま~じんつくらんDAY」(E―Yoron、Earth’sChildren鹿児島共催)は8月19、20の両日、鹿児島県与論町の中央公民館を主会場にあった。環境、食、農、教育各専門家による講演会や実践講座を開催。島内外から多くの参加者が現地、オンラインで学び、豊かな与論島を引き継ぐため、一人一人ができる事を考えた。

家庭菜園の実践指導もあった与論未来フェス=8月20日、与論町

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エシカルは、他者や地域社会、自然環境などを意識した消費・行動。初日は7氏の講演と3氏の実践発表があり、延べ約200人(オンライン視聴含む)が参加した。

知名町在住の東北大学名誉教授、石田秀輝氏は「地球1個分の暮らしは生きがいづくり」と題して講演した。「地球環境問題は人間活動が肥大化した結果。『ちょっと便利、快適に』の繰り返しで自分で自分の首を絞めている」と指摘。大きくなった地球への負荷を今の4割にし、「我慢しても、わくわくどきどき笑顔あふれる暮らし」を提案した。

県立与論高校長の甲斐修氏は同校独自の食育や教育改革について講演。生徒の主体性育成と業務改善を図るための朝課外廃止や、地域の課題を自分事と捉える生徒の育成法として、生徒が地元の仕事を学ぶ「島のしごとフェア」開催などを紹介した。

2日目は分科会として4分野の実践講座があった。有機野菜農家吉田俊道氏の家庭菜園講座には最も多い約60人が参加。座学の後、島内の畑で地域資源を利用した土作りなどを学んだ。

初日の講演と2日目の食の実践講座に参加した那間小学校の児童は「火を使わないでできる料理を学んだ。家でもやってみたい」と感想。児童の母親も「食に興味があり参加。意外にミネラルって簡単に取れるものだと学んだ。すぐ実践できそう」と話した。

共催2団体の池田理恵代表(41)は「全国各地から予想以上の参加があり、みんなでつくるフェスになったのがうれしかった。今後は各分野の地元実践者のサポートをし、それぞれの活動を継続していけたら」と話した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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