鹿児島県奄美と沖縄の4島の世界自然遺産登録について、ユネスコの諮問機関が事実上の「合格判定」となる勧告をしたことをうけ、徳之島の3つの町の町長は12日合同会見を開き、登録の正式決定へ期待を示しました。
(天城町 森田弘光町長)「奄美大島徳之島3町が心を一つにして頑張っていきたい。登録がゴールではなく新しいスタートと考えている。」
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録を巡っては、国が2017年に推薦しましたが、翌年「登録延期」の勧告を受けて取り下げ、おととし再び推薦した経緯があります。
登録への勧告が出されたことを受け、徳之島の3つの町の町長は12日合同で記者会見を開き、正式登録に向け期待を示しました。
(伊仙町 大久保明町長)「南西諸島が素晴らしい価値のある地域だと世界中に発信する大きな契機」
(徳之島町 高岡秀規町長)「地域の格差が生じないよう奄美群島一丸となって地域振興に取り組む時が来た」
「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録については今年7月にオンラインで開かれるユネスコの世界遺産委員会で正式に決まる見通しです。