国連教育科学文化機関(ユネスコ)は14日までに、オンラインで16日から開く世界遺産委員会での新規登録審査の詳細な日程案をホームページ上で公表した。自然遺産候補の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」については26日に審査が行われる予定。
委員会は16~31日の日程で開かれ、審査は日本時間の午後6時半から同10時半まで行われる。新規登録分の審査は24~28日で、日程案では「奄美・沖縄」の審査を26日の1番目に予定している。ただユネスコは日程案について「暫定的」としており、議事の進行状況に応じて前後する可能性もある。
「奄美・沖縄」の審査時間に合わせて鹿児島県は、鹿児島市の県庁、奄美大島の奄美市役所、徳之島の町防災センターの3カ所に官民の関係者約50人を集めて「世界遺産登録視聴会」を開き、審査状況や登録決定の瞬間を見守る。
併せて、審査状況を手話と同時通訳付きでインターネット配信する予定。県は3会場で行う視聴会について一般の公募は行わないとしており、県民に対しては、ネットを通じて登録決定の瞬間を見届けるよう呼び掛ける予定。
国内のユネスコの世界遺産委員会では国内の遺産候補として、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)の文化遺産登録への審査が27日に予定されている。
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